ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
「ここから街を見下ろすと、“仙台は俺の天下”だって錯覚に陥るよ」

「………小さい頃から?」

「そ。それが今でも………あはっ、俺3月で31になるのに今でも俺の天下とか思う時あるよ。………だから俺、いつまでたっても成長しねぇんだろうな………」

シン、自分で解ってるんだ………。

「でもさ、自分の性格って解っていても、なかなか直らないよね………意識してるつもりでもさ」

アタシもそーいうコト、よくある。直そう直そうって思っていても、他人から見ると直ってない自分がいたり。


「…………エリ」

「何?」

シンは視界をアタシに移した。そして、両肩に手を乗せる。

その顔はいつになく真っ赤っか………。

最初は小さな細い目で、アタシをジッとみていたが、直ぐさま視線を下に落とした。

「………俺……その………いつかはエリと一緒になれたらな………って思ってる………」

「えっ?」

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