ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
「―――――診断士養成課程の結果はそろそろでしたよね?」
「………あ、えと………合格発表は、明々後日(しあさって)の月曜日です。確か………診断士の一次の合格発表は9月8日だったような………ただ、受かる自信は全然なくて………」
「……………」
「会議所での資質向上の一貫で、合格したら、大学校へ行く学費やらを、補助金使ってまで行かせてくれるのは今回が最後らしくて………。一次も難しかったし………アハッ、俺、やっぱ診断士なんて無理なんですよ………」
―――――暫く、二人の間に沈黙が続いた。
あまりに長すぎて、目の前に列ぶ、しずる感たっぷりの寿司の表面が乾くんじゃないか?
切り出す言葉を探しながらも、雑念が入ったり。
―――――そして、長い沈黙を破ったのは、シゲさんの意外な一言だった。