2LDKのお姫様
上手くは言えないが、溜まりに溜まったモノを一気に放出するような、あまり良い瞬間とは言えない。
まるで飲み会に行くためにお金を貯めて、一気に憂さを晴らすような、そんな身体に悪い習慣の様になっているのだ。
別に彼との愛し合い方に不満は無いし、嫌とも思わない。
私も女なのだから、身体を持て余したりもする。
しかし、それでも何か不安を抱えてしまう。
会えない日々の寂しさを、一気にベッドの中で癒やし、癒される。それは、それだけが恋人同士の正しい選択なのだろうか。
具体的には言えないが、身体ばかりに気が向いて、心が離れて行くような気がするのだ。
そうは言いながらも、今夜着ける下着の事を心のどこかで考えている自分には多くを語れる資格は無いだろう。
自分が嫌になる。
『はぁ……』
そんな事を今になって考えた所で結局は早く会いたい。
彼が来れば、私は多分、別に無理して会わなくても良かったのに、みたいな強がりを口走るだろう。
でもきっと、彼の顔を見た瞬間、私のこの硬くなった頬は緩んでしまうんだ。
まるで飲み会に行くためにお金を貯めて、一気に憂さを晴らすような、そんな身体に悪い習慣の様になっているのだ。
別に彼との愛し合い方に不満は無いし、嫌とも思わない。
私も女なのだから、身体を持て余したりもする。
しかし、それでも何か不安を抱えてしまう。
会えない日々の寂しさを、一気にベッドの中で癒やし、癒される。それは、それだけが恋人同士の正しい選択なのだろうか。
具体的には言えないが、身体ばかりに気が向いて、心が離れて行くような気がするのだ。
そうは言いながらも、今夜着ける下着の事を心のどこかで考えている自分には多くを語れる資格は無いだろう。
自分が嫌になる。
『はぁ……』
そんな事を今になって考えた所で結局は早く会いたい。
彼が来れば、私は多分、別に無理して会わなくても良かったのに、みたいな強がりを口走るだろう。
でもきっと、彼の顔を見た瞬間、私のこの硬くなった頬は緩んでしまうんだ。