学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)

だけど、あたしはそういうキャラじゃないから。


感情をごまかしたくて、わざと明るく言った。



「最後はふたりで並んでゴールしようよ」



「いいね、それ」



いっせーの……っと、声をあげ


ピョンって軽くジャンプ。



まるで目には見えないハードルみたいなものを飛び越えるみたいに


あたし達は、ふたり同時に迷路から抜け出した。


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