学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
オレさ……と深町京悟が言葉を続ける。
「鍵が手に入ったら……なんか変われるのかな……って、ずっとそんなこと考えてたんだ」
「深町……」
「て、オレ、何意味不明なこと言ってんだろ。
今の忘れて……」
照れてるのかな。
恥ずかしそうに口元を手で隠す。
うん。
今日、あたしも楽しかったよ。
そして、もうすぐ離れてしまうって考えるとちょぴり寂しい。
もしも、あたしが素直な女の子なら、きっとそんな言葉が口から出たと思う。