*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜



服を脱いでも体に跡なんてついてなくてホッとした。



でもホッとした表情を和人に見せても複雑だよね。何もされてない自信がない自分が嫌だ。



「熱くない?」


「ちょうどいい」



頭からシャワーをかけてくれて優しく体を洗ってくれた。



温かいお湯につかって和人に後ろから抱き締められて、やっと体の震えが止まった。



「電話は繋がらないし、男までいたなんて聞いたら感情的になった。嫌なこと言ってごめん……」


「謝らないで! 私が悪いの。もう夜は遊ばない。和人の言うこと聞く」


「そこまでしなくていいから」


「いい……もう……」



こんな思いするくらいならもう友達とも遊ばない。






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