*゚。スノードーム。゚*〜満ちてく、愛の砂〜
「サクラちゃん。やっぱ私が先生じゃきついよね?」
「え?」
「変えてもらっていいよ。途中で投げ出すのは私も嫌だけど、今は関係ないって言われても気になるよね」
藍ちゃんの言葉に、正直に頷く私。
「だけど私が気にしなきゃいい話だし」
和人の元カノじゃなきゃ、藍ちゃんとはずっと仲良くやってたと思うと、私が考え方を変えればすむって最終的に考えてしまうし。
「本当に今は和人のこと、想ってないんだよね?」
「うん。誓う」
藍ちゃんはきっと嘘は言わない。だから私は少しだけど、笑うことができた。
少しずつ受け入れていこう。いつか、昨日の出来事を笑って話せるくらいの関係になれたらいいな。