「大好きです」
「あなたが大輔先輩?」
俺を下から上へと見回すイケメン。
「君は?」
「僕、木村ッス。
僕は伊藤 雀が好きなんです。
譲ってください」
早口な木村ッス。
「あ~と?」
意味が解かっていない俺は適当な返事をした。
「ですから、雀を僕にください」
ど、土下座しちゃった木村ッス。
これでは、俺は娘の結婚を反対している父親になったようだ。
「いや、いや、それ辞めて。
とりあえず、顔上げて」
焦る俺。