【短編】素直になれなくて[番外編追加]
あぁ〜。


わかった。


「大和。たぶん、ドキドキの方が強くて大和の前であまり笑えてないのかな?」


私は、思ったことを言った。


「なんで、そんなん言うかな?」


大和は、顔が真っ赤だ。


「ダメだった?」


私は、自然と上目遣いな感じで大和を見上げた。


大和は、私を急に抱きしめて、叫んだ。


「可愛すぎる。やべぇ。」


「や、大和?」


私は、ちょっとテンパりだした。


ハグしたり、キスしたりはしてたけど....って感じだ。


いつもよりドキドキする。


素直になれた自分のせいかな?


自分のせいっていうより自分のおかげかな?


心地がいいドキドキ。


いつまでもこうしていたいな。


「葵さん、キスしてもいいですか?」


なぜか敬語の大和。


「キスして。」


私は、微笑みながら言った。


優しいキスをしてくれた。


いつもより長めの。


てか、きつく抱きしめて私を離さないし。
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