運命~アナタダケ~
出会い~ryuan~
キーンコーンカーンコーン
「あー、やっとお昼だー。ね、早く学食行こ!綾。」
「うん。叶」
いつものように私、早馬 叶(はやま かな)は心友の秋知 綾(あきち あや)を急かし学食へ向かった。
4時限が終わったばかりだというのに学食は大分込んでいた。
「綾、今日は何食べる?」
「ウ~ン・・・。サンドイッチかな。」
と、いつもと変わらない何気ない会話をしていると、急に入り口の方が騒がしい事に気がついた。
「雪谷先輩、今日ご一緒してよろしいですか?」
数人の女の子に囲まれ少し困った顔の先輩がいた。
あ、何かカッコイイかも・・・。
そんなことを考えていたとき、先輩と目が合った。咄嗟に逸らした。
失礼だったかな?
「ね、叶。悠先輩こっち見てない?」
それを聴いた瞬間。
ドキン。
「ま、まさか。早く座って食べよ。」
私は食堂の一番奥の席に座り、綾が来るのを待った。
「叶、歩くの早い!」
「そんなことないよ?いっただきまーす。」
綾が来るなり、私はサンドイッチを口の中に入れた。
「ね、叶。」
「?、何?」
「悠先輩って、弟の介くんと結構似てない?」
「そりゃー、兄弟だしさ。」
と、そこへ
「ねー、君たち隣り空いてる?」
「「はい」」
「良い?ココ座っても。」
「「どうぞ」」
「ありがと。悠こっち」
え、雪谷先輩も??

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