好きなんて言えない


私は渋々紙袋の中からラッピングしたガトーショコラを出し


桜田さんの手に乗せた。


「どうぞ…」


「どうも。」


横ではガサガサとラッピングを開ける音が響く。


「これ,ガトーショコラ?」


「…はい。」


「へぇー。わりと出来るんだね。」

んなっ!わりと…って!

まぁ確かに全然出来ないんだけどさ。


桜田さんはガトーショコラを一口食べる。


不味かったらどうしよう…


なんかいきなり不安になってきたし!


< 44 / 51 >

この作品をシェア

pagetop