この想いがキミに届きますように
〜母親〜


空が逝ってしまって三日後…お葬式の後の事だった。

空の母親と初めて会ったのは……。



空と瓜二つだと思った…。

瞳以外はー…。


空の遺影の前で呆然としている母親の背中に私は静かに声をかけた。


「…初めまして。空くんの恋人の山上詩音といいます」



母親は一度振り返り、また遺影を見つめた。


「どうして空と別居していたんですか?あなた母親ですよね?」



少し口調を強めて尋ねる。

すると母親は私を鋭い視線で睨み


「あの子は生まれてきてはいけない子だったのよ…」

と冷たく言い放った。
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