この想いがキミに届きますように
ーいつも一人で居ると、思ってた。
どうして自分はいつも一人なんだ。と・・・・。ー

『何であんたなのよっ!』

『我が家の恥じだ!』


俺の頭に次々と嫌な思い出が蘇る。


「・・・るせー・・・」



『・・・何で産まれて来たの?』


「うるせーんだよ!!」



―ザアアア・・・・


雨の音が俺の叫び声を掻き消した。

通行人が俺に注目する。


「・・・はは。俺、すげーダセエ・・・・」


ドウシテ

オレハ

ヒトリ・・・?
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