この想いがキミに届きますように
「ここは私の部屋よ。空倒れちゃって大変だったんだから!!」


そう言って私はテーブルからお粥を運んで来た。


「・・・何?それ・・・」


「へへっ。私特製のお粥!空が寝ている間に作ったんだ♪」


私が自信いっぱいにそう 言うと、なぜか空は苦笑い。


「空?どうしたの?」


「・・・だって詩音、前科あるし・・・」


・・・前科?

ーって!

あのクッキーか!!!


「ひどーい!頑張って作ったのに!!」


私は少し落ち込んで見せた。
すると、
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