イノチの理由
螺旋。
いつもの深夜、仕事帰り…蒸し暑い梅雨の夜にいつもの様に机に向かう。

座り心地の悪くて硬い椅子は今日もちっともおちつきやしない。

座ってみりゃ座ったでやたら低い机。

小学生からつかってれば仕方のないことだか。

そんな机と椅子をギシギシと音を立てながらいつものように詩を綴る…

そして隣にあるピアノに体を移して出来上がった詩とメロディを重ねてゆく…。

ありきたりなメロディじゃ君への想いを乗せられなくて頭を抱える。

いつもの煙草に手を延ばしてつきの悪いライターで火をつけて、君の事を想い出してみたんだ。



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