サンタクロースに恋をする
『...いい子だ。』


無表情にそう言うと一気に深く突かれあたしは呆気なく気を失った。


気が付くと龍は仕事に行く準備中。


スーツを着て、香水。


多分シャネルのアリュール、オム。


髪もきちんとしてる。


鏡越しに目が合うと。


『居てもいいし、帰ってもいい。』


素っ気ない。


『龍が行ったら帰る。頑張れナンバーワンホストさん。』


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