サンタクロースに恋をする

【好きです】

ロイは居た。


いつものベンチで目を閉じている。


(寝てるのかな? )


そっと近づき隣に座った。

(静かだな。)


年末で騒がしいはずなのにこの公園だけは静かで。


『....咲さん。』


『わぁっ! 』


いきなり名前を呼ばれて慌ててロイの顔を見た。


< 114 / 152 >

この作品をシェア

pagetop