サンタクロースに恋をする
『びっ...びっくりした。起きてたの? 』


『...はい。』


なぜかロイの緑色の瞳が涙で潤んでいた。


『あの、ごめんね。お見舞い...来てくれたのに..。』


『...いいんです。』


『怒ってる? 』


ロイがニット帽をぎゅっと深く被った。


『僕は咲さんが幸せならそれで良いです。』


『...え? 』


(ロイの言ってる意味が良く分かんないんだけど。)

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