カクテル 〜カシス〜
ある日、私は珍しく早く家に帰った。



リビングのソファーで父がテレビを見ていた。



帰ってきた私に気づきテレビを消して私を呼ぶ。



「おまえは最近なにをしているんだ!フラフラ飲み歩いて!おまえはまだ未成年なんだぞ!」



まだ19の私。



怒られても無理がない。でもガミガミ言ってくる父が大嫌いで、いつまでたっても反抗期のままだった。



「うるさいなぁ!わかってるよ!ほっといて!」



私はその場を立ち上がり自分の部屋に行った。



「愛海!話はまだ終わってない!」



階段下から叫ぶ父。しばらくたって諦めたのか声がしなくなった。
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