ケータイ恋愛小説家
ガックリとうなだれる大輔君にあたしは言葉が見つからなかった。
――どうしよう。
あたしが無責任に煽ったりしたから……大輔君、傷ついちゃったんだ。
あたしのせいだよね。
「あのっ……ごめんなさいっ。あたし……なんか無責任なこと言っちゃって……」
「へ? いや、なんでヒナちゃんが謝るの?」
大輔君は慌てて顔を上げる。
「だって……あたしのせいで、結局大輔君……傷つくことになってしまって……」
「ああっ。違う違うっ」
ブンブンと首を横に振る大輔君。
「まぁ……確かに落ちたけどさ。でも、これで良かったって思ってるんだ」
「え? ……良かった?」
「ああ。あいつ、もう新しい男できてた」
「そんな……」
「考えてみりゃ当たり前だよなぁ……。もう別れてから1年も経つんだぜ? いつまでも引きずってんのはオレだけだったってわけ」
大輔君はハハハ……と小さく笑う。
明るく話しているけど、本当はかなりショックだったんじゃないかな。
――ごめんなさい。
アタシの良心はズキズキと痛む。
なのに……。
大輔君は驚くぐらい明るい声で言葉を続けた。
――どうしよう。
あたしが無責任に煽ったりしたから……大輔君、傷ついちゃったんだ。
あたしのせいだよね。
「あのっ……ごめんなさいっ。あたし……なんか無責任なこと言っちゃって……」
「へ? いや、なんでヒナちゃんが謝るの?」
大輔君は慌てて顔を上げる。
「だって……あたしのせいで、結局大輔君……傷つくことになってしまって……」
「ああっ。違う違うっ」
ブンブンと首を横に振る大輔君。
「まぁ……確かに落ちたけどさ。でも、これで良かったって思ってるんだ」
「え? ……良かった?」
「ああ。あいつ、もう新しい男できてた」
「そんな……」
「考えてみりゃ当たり前だよなぁ……。もう別れてから1年も経つんだぜ? いつまでも引きずってんのはオレだけだったってわけ」
大輔君はハハハ……と小さく笑う。
明るく話しているけど、本当はかなりショックだったんじゃないかな。
――ごめんなさい。
アタシの良心はズキズキと痛む。
なのに……。
大輔君は驚くぐらい明るい声で言葉を続けた。