ケータイ恋愛小説家
「大丈夫、なるべく痛くないようにヤルから。オレに任せて……?」


あたしは目を閉じて、言われるままに体の力を抜いて蓮君に身を委ねた。


でもやっぱり……。


「……つっ……」


「痛い?」


「うん……やっぱ無理。ごめんなさい」


「良いって……日向のせいじゃないよ。謝るなよ。オレも焦りすぎだよな」



――チュッ


蓮君は優しく額にキスをしてくれた。


「蓮君……」


すぐ目の前に彼の顔があって、あたしは顔から湯気が出そうなぐらい真っ赤になる。

さっきからの緊張がほんの少しほぐれたせいか、目がうるうるしちゃう。



「日向………」


何か言いかけた蓮君がさらに顔を近づけてきて……。

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