初恋
裏庭に着いた私の息は上がっていて、肩で息をしていた。


「みんなぁ~。…っハァっ。ど…何処なのー!」

私は辺りをキョロキョロと見回して相馬と泉斗と朱奈の姿を探す。


「…いないじゃん。」

肩を落とし、教室に戻ろうとしたとき。
「「「佐奈~!」」」


誰かに呼ばれ振り返る。

「あっ…」


私は思わず声を出した。




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