初恋
多分今告白されてるんだろうなぁ。


そんなことを思っていると誰かが後ろから私の肩をトントンと叩いてくる。


今良いとこなのに!誰よ!


そう思い、眉間にシワを寄せて振り返った。


「何だ?その顔は?誰に向かってそんな顔してんの?あ゛?」


げっ!振り返らなきゃよかった!


だって、私の後ろには穂坂が怪しい笑みを浮かべながらこっちを見てたんだもん。

はぁ。ホントについてない…。

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