君がいた部屋~二階階段前倉庫~


「翔太は、死にました。」


何の冗談かと思った。


だって…翔太だよ?


この前まで普通だった翔太がさ…


おかしいよ…


あり得ないよ。


あたしは何にも言えなかった。


何て言ったらいいのか忘れた。


二回目なのに、


両親が死んで、もう分かってるはずだ。


人が死んだ時は何て言ったらいいかも、どうしたらいいかも分かってるのに…


出来ないよ。


体、動かないよ。


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