女王様ゲーム★
「由姫はもっと自分中心に考えてもいいんじゃないかな?」


「由姫は友達思いだしいい子であたしたちは大好き。でも自分を苦しめてる由姫は見たくないよ。」


未来…亜実…


いつのまに…。


「今日、香介くんにちゃんと言いなよ。」


え…?


「学校が終わった後ならもうゲームは終わってるんだしさ♪」


「ルールなんて破っちゃえって言っても由姫はできないでしょ?」


「亜実はもう破っちゃったけどね!」


みんなが満面の笑みであたしを囲む。


あたしの性格も、あたしが香介をどれだけ好きかも


全部知ってる友達…ううん。


親友達が…。



「そうだよね。ゲームが終わればあたしはシンデレラじゃないもんね!頑張ってみるから…!」


あたしはみんなに今できる精一杯の笑顔を見せた。


嫌われちゃっててもいい。


自分の気持ちをちゃんと伝えなきゃ後悔しっぱなしだよね!


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