女王様ゲーム★
ピンポーン―


あたしは香介の家の前でもう一度深呼吸してから、チャイムを鳴らした。


「あら、由姫ちゃん♪香介に用かしら?」


「あっうん。あがっていい?」


おばさんは「いいわよ」と快くいれてくれた。


香介の部屋には何回も言ったことがある。


でも…最近は久しぶりだなぁ。


コンコン―


「入れよ。」


中から愛しい人の声がした。


あたしの気持ち…聞いてね?


「お邪魔します…」


「何改まってんの?まぁ適当に座って。」


あたしは心の中で返事をして1人がけのソファーに座った。


「由姫の話の前に…昨日はごめんな?本当に悪かったと思ってる。」


「謝らないで。あたしこそ…変な態度とってごめんね…。

香介が好きなのに昨日はどうしてもうなずけなかったの。」


驚きの表情を見せる香介。


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