正義〜Jasuthisu〜
 
「まぁ、固くならずにリラックスしようじゃないかぁ」


加藤先生は笑いながらお茶を勧める

「そういえば初めましてになるかなぁ、娘の久美子で仕事の手伝いさせてるんですよぉ」

隣に立っていた女性、久美子はチョコンと頭を下げながら

「初めまして」

と笑顔で一言挨拶し

「では、ごゆっくり…」

と部屋を出ていった


その後の加藤先生との打ち合わせは完全に上の空であった恭介


会社に帰り小嶋に報告するのも上の空で、小嶋も心配していたのを尻目に早々と仕事を切り上げ自宅への帰路についていた


しかし何故か自宅に戻るのを心が拒否していた恭介は珍しく繁華街へとタクシーを走らせていた



元々飲むのは嫌いで無く、好きなほうであったが、ホスト出身のせいかお金を出して飲みに行くのをあまり好まない性質で普段なら行ってもバー位であったがこの日の恭介は後輩嵜田の経営するキャバクラに向かっていた
 
 
 
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