秘密の片思い
「おはよう 愛」


突然聞こえた祐一郎の声に愛は驚いて肩を震わせた。


「お、おはよう 祐」


顔を上げると祐一郎が涼子の隣にいた。


「祐一郎~ 挨拶は愛だけなんだ?」


涼子が膨れた顔を見せる。


「おはよう 涼子さん」


祐一郎は涼子に笑って挨拶をしてから愛の髪をそっと撫でて行ってしまった。



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