秘密の片思い
郁斗はインタビューを受けながら傍にいる愛が気になった。


高校の時が思い出す。


自分の事が好きだと言った愛。


高校3年生の夏休みが終わって愛に告白されたが郁斗は良い友達として付き合おうと言った。


愛は自分が日菜をずっと好きだった事を知っていた。


しかし何も言わずに愛は友達として付き合うことに徹してくれた。


あの時は彼女と付き合うと言う事は考えられなかった。


自分は日菜を好きだったから。


だけど家の前に住む小さな女の子はいつも兄を追いかけていた。


日菜を思う恋心は自然消滅した。


今では兄の嫁としての日菜を受け入れている。


ほとんど会わなかったが。


2人にまだ子供はいない。


日菜は早く赤ちゃんが欲しがっていると聞いていた。


仲が良すぎる2人に神様が妬いているのかもしれない。




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