秘密の片思い
「で、話って?」


郁斗が促す。


「郁斗、モデルになって欲しいの」


思い切って言う。


「モデル?」


ただモデルになって欲しいと言われても何のモデルだか・・・。


「冬物のファッションモデル うちの雑誌でなんだけど」


それを聞いてビールを飲んだ郁斗は噴出しそうになった。


「ファッションモデルぅ?」


「うん 編集長が郁斗を気に入って 撮影は数日で終わるから」


(あぁ・・・・もうこんな事言いたくない・・・)


愛は穴があったら入りたいくらいだった。



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