秘密の片思い
編集長が来たと聞き、愛は編集長室のドアをノックした。


「どうぞ」

その声に中へ入る。


「あら、愛 昨日の件かしら?もちろん良い知らせよね?」


「それが・・・ダメでした」


愛は大きな机の前に立ったまま頭を下げた。



「なんですって?断られたの?」


きれいに化粧された口元がゆがむ。



「はい サッカーに専念したいと」


「それを融通利かせるのが貴方の役目ではなくて?」


編集長は納得がいかない。


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