秘密の片思い
アイスティーが運ばれても愛は海をぼんやりと見ていた。



ブルルルル・・・・


バッグの中の携帯が鳴っている。


振動が止まった後、バッグから携帯を出して開いてみる。



(日菜・・・・)


日菜からの着信だった。


帰国パーティーは12時から。


すでに13時を過ぎている。


日菜に電話をかけようとすると持っていた携帯が再び振動した。


愛は電話に出た。


「日菜・・・」


『愛ちゃん、どうしたの?もうすぐ着くよね?』


日菜の心配そうな声がした。



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