秘密の片思い
「愛さん、食欲ないんですか?」


愛が頼んだのはサラダとアイスティーだけだった。


なんとなく体がだるかった。


「ん・・・・時期はずれの夏バテかな」


「今日は精神的に疲れちゃいましたよね~ ラブホテルって色々な部屋があってびっくりでした でも、愛さんは驚かれないですよね?」


編集長と一緒で由奈も愛のことを誤解している。


郁斗が初めての人で、それも数える位しか経験がないのに。


「えっ?お、驚くよ?」


「そうなんですか~?愛さん、もてそうだから」


由奈がにっこり笑った。


愛はめんどうになって誤解をさせたままにしておいた。




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