秘密の片思い
祐一郎の力と愛の力では雲泥の差だ。


ブラウスのボタンはちぎられ胸の膨らみがあらわになった。


必死の抵抗に愛は疲れ果てふいに身体から力が抜けた。




「祐の気が済むなら・・・良いよ・・・・」


(良いわけがない 良いわけがないのに・・・・)


愛の目から涙が溢れて祐一郎がぼやけていった。






腕を押さえられていた力が無くなった。


「・・・愛 ごめん・・・俺って最低な奴だな・・・」


祐一郎は立ち上がると自分がレイプしかけた愛を見た。


その乱れた姿を目にして顔がゆがむ。


「ごめん 愛」


それだけ言うと振り向かずに出て行った。




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