秘密の片思い
愛と別れた日菜はマンションへは戻らずに実家に戻った。



「ただいま~」


リビングに入ろうとすると母の声と郁斗の声が聞こえた。


(郁斗?)


ドアを開けるとやっぱり郁斗がソファーに座っていた。


「なんでいるの?」


日菜はリラックスして座っている郁斗に聞いた。


「遅くなったけどまだお土産を渡していなかったから」


「そうなのよ、わざわざ届けに来てくれたんだから 郁斗君、本当にいい男になったわよね~ 萌のお婿さんにどう?」


妹の萌を売り込む母を見て日菜は呆れた。


朝倉家に姉妹揃って嫁入りさせる気なのかと。


< 227 / 646 >

この作品をシェア

pagetop