秘密の片思い
「昼休みだから大丈夫よ?どうしたの?」


『あのね、郁斗に婚約者なんていないから』


「えっ!?」


日菜の声が把握できない。


『郁斗に聞いたの ネットに出ていたのはただの噂だって 驚いてたよ いつの話だよって』


(ただの・・・うわさ・・・・?)


愛は茫然となった。


『ねえ、愛ちゃん・・・郁斗と何かあったんでしょ?』


「・・・・・」


愛は答えない。


『愛ちゃん、郁斗があのチームを選んだのは愛ちゃんの為だと思うよ』


「はあ?なんであたしの為なの?」


日菜の想像には付いていけない。



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