秘密の片思い
郁斗が戻ってきた。


「悪かったな?突然連れてきて」


ベッドの端に腰をかける郁斗に愛はかぶりを振った。


「いいの 会えて良かった それに喜んですぐに会いたいと思ってくれてうれしかった」


「次は愛の両親だな 俺の方が緊張する・・・」


おどけた郁斗に愛は笑った。







「明日、迎えにくるからな」


「えっ?良いよ 一人でも大丈夫だよ?」


明日もトレーニングのはず。


「少し抜けるくらい大丈夫だから」


「でも・・・」


困惑した表情の愛に郁斗はそっと唇にキスを落とした。



< 297 / 646 >

この作品をシェア

pagetop