秘密の片思い
愛は部屋に入ってきれいな事に気づいた。


郁斗が後から大きなバッグを持って入ってきた。


「郁斗、掃除してくれたの?」


キッチンを覗いてからリビングに戻ってきた愛は郁斗に言う。


「まあな」


「ありがとう」


照れたような郁斗に愛は背伸びして唇にちゅっとキスをした。


「お礼はたったそれだけ?」


掠めるだけのキスに満足できない。


「えっ?」


キョトンとしていると郁斗に引き寄せられて唇が重なった。


啄ばむようなキスも次第に深くなっていった。



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