秘密の片思い

愛の両親

たっぷり満足するまでキスをして郁斗は練習へ行った。


久しぶりに濃厚なキスをされて愛はしばらくぼんやりしていた。



「そうだ、家に電話しておかなきゃ」

愛は電話をかけると母親が出た。


『あら、愛　珍しいわね？日曜日のこんな時間に暇なの？』


今の時間は10時30分を過ぎた所だ。


「う、うん」


病院から戻って来た所とは言えない愛は言葉につまった。



「・・・お母さん、今夜紹介したい人がいるんだけど」


『紹介したい人って・・まさか！』


「うん　結婚したい人なの」


母親の驚きに愛は照れながら言った。



『まあ、驚いたわ・・・そうだ！お父さんお父さん！』



母親はよほど嬉しかったのか連れてくる人の事を聞きたがったが愛は詳しく話さずに電話を切った。


母と話をするときりがない。




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