秘密の片思い
夕食を食べた2人は愛の実家へ向かった。


2人とも緊張したものの、妊娠の事も受け入れられて安堵した。





「クスッ」


帰りの車の中、愛が思い出し笑いをした。


「何?思い出し笑いなんかして?」


「だって、郁斗の顔を見たお父さんとお母さん、大地(だいち)と空(そら)までビックリした顔を思い出したらおかしくなったの」


愛が連れてきた結婚相手に両親は驚いた顔をしていた。


大地と空は大学生と高校2年生の弟たち。


彼らも目の前に朝倉 郁斗が現れて絶句していた。


ショックが覚めると2人ともサッカーが大好きなので郁斗を質問攻めにした。


「ありがとう 大地と空に辛抱強く話し相手になってくれて」


話が尽きずに盛り上がり、車の時計は12時を過ぎていた。




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