秘密の片思い
納得のいかない顔の涼子はコーラを飲んだ。


「そうだ!じゃあ、相手は誰?もしかして朝倉選手?」


愛が照れたようにコクッと頷いた。


「やだ、すごいじゃないっ!そっか~ あのイケメンと結婚するんだ~」


「やってる事はやっているんじゃない」などと言われて愛の顔は耳まで真っ赤に染まった。



「祐にしてしまった事はすごく悪いと思っているの・・・だから仁美さんとうまく行っていると聞いてうれしかったんだ」


「そうだね 彼にも幸せになって欲しいと思う愛の気持ちはわかるよ 話を変えようよ ねえ?予定日はいつなの?」


涼子がバッグからシステム手帳を出した。


愛は来年の3月末が出産予定日だと嬉しそうに言った。


まだまだ話すことはたくさんあったが1時間の昼休みでは時間が足りなく2人は近いうちにまた会おうと約束して会社へ戻った。



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