秘密の片思い
「そうだ!」


日菜たちに夕食に誘われた事を言わなければ。


500mlのペットボトルのミネラルウォーターをそのままゴクゴクと飲んでいる郁斗に近づく。


「ん?愛も喉が湧いただろう?何飲む?」


「さっき、日菜から夕食に誘われたの どうする?」


首を横に振りつつ聞く。


「たまには一緒に食事もいいかもな」


その言葉が了承と受け取って愛は日菜に「OK」のメールをだした。


メールを打ち終わると郁斗が手招きする。


「愛、おいで」


「?」


郁斗に手を差し出されて向かう先は寝室。


「少し昼寝をしないか?」



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