秘密の片思い
横たわってすぐに愛は眠りに落ちていった。


昼寝に誘った郁斗はまったく眠くない。


しばらく愛の寝顔を眺めてからリビングへ戻った郁斗だった。



* * * * *



「あれ?郁斗・・・」


目を覚ましたものの隣に郁斗はいなかった。


2時間ほど睡眠をとった愛はベッドを抜け出してリビングへ行った。


郁斗はソファーに座ってTVを見ているのが見えた。


愛が入って来たのも気づかずに表情は真剣そのものだ。


何をそんなに真剣に見ているのかと愛もTVを見てみる。


サッカーの試合だった。


それなら郁斗が真剣なのも頷ける。



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