秘密の片思い
「違うよ 代表入りって・・・聞こえたんだけど」


「ん?あぁ 決まったんだ」


ブラジルにいる時もオファーがあったが郁斗は了承しなかったのだ。


さらっと重大ニュースを受け流されて愛は郁斗の両頬をぎゅっとつまんだ。


ムギュッ


「いってぇ」


「どうして教えてくれないのっ?」


愛が頬を膨らまし睨む。


「いや、特に重大ってほどの事でもないだろ?」


「重大だよ 重大!すごい事なんだよ?」


「俺にとっては愛と結婚した事の方がビックニュースなんだけど?」


郁斗は笑って愛の顔を引き寄せ口付けした。



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