秘密の片思い
「ケッコン、オメデトウ・・ゴザイマス」


エレナがにっこり笑って片言の日本語で言った。


「ありがとうございます どうぞ座ってください」


愛はにっこり応えてソファーに座るように勧めた。


愛の言葉を郁斗がポルトガル語で繰り返す。


「オー アリガトウゴザイマス」


勧められてエレナはソファーに座った。


礼儀ただしくお礼を言うエレナに愛は内心驚いていた。


もっと自分勝手な高飛車な子かと思ってた・・・。


そのエレナは申し訳なさそうな顔をして座っている。


郁斗が彼女の対面のソファーに座った。




< 383 / 646 >

この作品をシェア

pagetop