秘密の片思い

隠し事2

部屋に逃げ帰るように戻った愛は窓際に立った。


カーテンが引かれていないガラス窓は愛を映している。


あたしは何を思い出せないの?


高校の時とほとんど変わっていない容姿。


考えれば考えるほど痛む頭。


愛は冷蔵庫に近づきミネラルウォーターのペットボトルを取り出した。


ベッドサイドの台に置かれた薬を水で流し込む。


「はぁ・・・」


立っていられなくてベッドに倒れこむ。


「郁斗・・・助けて・・・」


愛は意識を失うように眠りに就いた。




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