秘密の片思い
「ただいま」


リビングのドアが開いて郁斗が入ってきた。


「お帰りなさい」


愛がソファーから立ち上がった。


「郁斗、ちょうど良かったわ これからお昼ご飯よ」


母親がキッチンから出てきた。


「いや、俺と愛の分は良いよ これから出かけるから」


出かける?


「郁斗、どこに行くの?」


合宿から帰ってきたばかりで疲れているのに・・・。


「買い物に行こう 着替えてくるから待ってて」


そう言うとリビングを出て行った。



< 515 / 646 >

この作品をシェア

pagetop