秘密の片思い
「あなたは?」

祐一郎とその後ろの大きな荷物を持った壮太を見て郁斗が聞く。


「おれは愛の恋人です」

祐一郎がきっぱり言った。


愛は消えてしまいたかった。


<愛の恋人です>


郁斗はその言葉に鼻で笑った。


(恋人がいるのに俺に抱かれたんだぞ?)


そうバカにした気持ちもあったが愛に恋人がいると言う事実にショックを感じた郁斗だった。





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