秘密の片思い
「あたしは賛成だよ?郁斗がイタリアで活躍してくれるのを見てみたい」


「本当に?」


「うん がんばってねっ」


まるで傍にはいないような言い方に郁斗は気にかかった。


「・・・・お前、一緒に行く気はないのか?」


「郁斗・・・」


今度は愛が戸惑った顔になった。


「愛?」


愛は返事が出来なかった。


突然の思ってもみなかった話、だけど郁斗の実力が認められるのはすごく嬉しい。


愛は誇らしい気分だ。


一緒にイタリアへ付いて行くのは・・・すぐに愛は答えられなかった。



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