The Third Time's Lucky

北斗1

「北斗さん」

白雪のクラスへ向かう途中、水面に呼び止められた。

「白雪が3年の女子に呼び出されたんだけど……」

「白雪が?」

「はい……」

不安そうにうつむく。

「まさか……」

「たぶん、ああいう手紙を出すような人だと思います。それに、『話』があるのはその人だけじゃないと……」

水面が言い終わらないうちに、俺はその場を後にした。

まさか、こんなことにまでなっているなんて。

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